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【イ軍編272】絶対に走塁死するからくりスタジアムがそこにある
イチローの二塁踏み忘れ事件に着想を得た「球界の掃き溜め」イ軍本拠地東京新宿スタジアムが、ある奇策を実行。
「ああいう踏み忘れを、こっちで起こさせてやりゃええんや!」
と、複数個の二塁ベースを地中に埋めておき、状況に応じて一個だけ地上に出すという、とんでもなく金が掛かる上にDQNなシステムを構築してしまったのであった。
実際、塁間距離が体に沁み込んでいる「走塁意識高い系」の選手ほど微妙な違和感に感覚を狂わされ、何度かの走塁死を演出。イ軍イズムが貫かれたこの作戦は、成功裏に終わった。
かに見えた。
だがしかし、予想外の効果に気をよくした新スタスタッフが調子に乗って、不必要なタイミングで二塁出し入れをやってしまった事で万事休す。ショカフトンタード(※ショート+セカンド+レフト+センター+サードの意。他の野手がザル過ぎて異様な守備範囲になっている)草加部が感覚を狂わせてしまい、イ軍の守備はほぼ完全崩壊。とんでもないビッグブーメランと化してしまったのであった。




