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【イ軍編246】球界一リスペクトしても損の無い球団
「球界の盟主」ことバ軍の本拠地が新東京ドームとして改装オープン。超豪華球場として生まれ変わったものである。
これに伴い、選手ロッカーのサービスも大充実。試合後はメジャー式に、質量共に素晴らしい内容の食事が提供されるようになったのであった。しかも、ホームチームのみならず、ビジターチームにまで、である。
球界一どうしようもない東京新宿スタジアムを本拠とするイ軍ナインも、新東京ドームには驚愕し通しであった。
「うーむ、さすがバ軍。金掛かってやがんなあ」
「シーメのサービスだがな、頼めば試合前でも大丈夫らしいぞ。何でもウチだけへの特別対応らしい」
「やっぱ伝統球団は違うな。誰をリスペクトすればいいか、しっかり分かってるよ」
こうして試合前に満腹となって動きの鈍くなったイ軍ナインは、いつも以上に緩慢なプレーを連発し、見事なまでのやられ役っぷりで新球場オープンに花を添えたのであった。




