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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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【イ軍編237】振り向けばそこにイ軍ナイン

「球界の掃き溜め」ことイ軍ナインが、テレビ業界に殴り込み!

 シーズン前、今年のペナントを左右する大事な春季キャンプの時期にも関わらず、イ軍ナインがアスレチック系のバラエディ番組に出演しまくり。まがりなりにもプロ選手ながら、一般人にギリギリ勝つか負けるかの微妙な結果を連発し、ネタ要員として定着しつつあるのであった。

 プロは人気商売とはいえ、あくまでも野球が本分である。ただでさえエア自主トレ&手抜きキャンプで体が出来上がらないイ軍ナインであるのに、人気取りに走ってどうするのか。いくら弱くて最下位確定だからといってネタに走り過ぎ、野球に不誠実過ぎるのではないか。というよりも、超不人気集団が今更ちょっとテレビに出たぐらいでは、どうにもならないのではないか。

 といったブーイングの嵐をファン、マスゴミ、野球関係者から浴びれば浴びるほど、イ軍上層部は不敵な笑みをうかべるのであった。

「フッ、釣られてる釣られてる。我々の真の思惑も知らずに…」

「テレビ出演で人気を取りながら、アスレチック系の動きでしっかり体を動かす…。イ軍ナインのエア自主トレ&手抜きキャンプへの対抗策の一環とは誰も思うまい」

「体が出来上がったイ軍ナインが起こす旋風に、今年は期待できますね」

 その後、この時期のテレビ出演が縁で、シーズン中もイ軍ナインが業界関係者と連日飲み歩いてはコンディション崩壊。チームが壊滅状態に追い込まれるのであるが、それはまた別の話である…。

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