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イ軍、訴えられる。
新宿スタジアムでプロ野球を観戦中、重大な精神的苦痛を被ったとして、東京都の70代の女性が、試合を主催した東京イディオッツ球団、並びに抑え投手の矢車選手を相手取り、約3億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。提訴は23日付。
代理人弁護士によると、女性は9月3日にあったイディオッツ-ブレーブス戦を同球場バックネット裏で観戦。9回表、3点差で勝っていた場面で矢車投手が満塁ホームランを打たれてそのまま敗戦した事にショックを受け、心臓麻痺を起こして入院、緊急手術を受けた。
代理人弁護士は、「シーズン最下位が回避出来そうな状況から一転、矢車投手が打たれ続けて非常に危険な状態になった。主催者として、安全に試合を観戦出来る選手編成を怠った。また、矢車選手も粘った上に希望を打ち砕かれる負け方で、ファンの精神面に多大な負担を強いた。この裁判が、イディオッツの試合を観戦するファンの精神衛生面を考えるきっかけになってほしい」と話している。
東京イディオッツ広報部は「訴状の内容を確認できていないのでコメントできない」としている。