【城戸編177】球団一カレンダーが売れる選手
「球界の掃き溜め」こと最弱球団東京新宿イディオッツのグッズ販売戦線に異状あり!
イ軍では選手単体のカレンダーを制作・販売しているのであるが、そのうち98%はイケメンエース相原、残りの2%が他選手という売上構成比であった。
だがしかし、今年は「40億の不良債権」「SSS級戦犯」こと主砲(笑)城戸のカレンダーが爆売れ。「城戸が遂に自爆買いに走ったか」と秒速で疑われる始末の異常事態となっていたのである。
これには城戸もご満悦、
「ったくもぉ~、ファンの皆ツンデレ過ぎんよ~。俺の事好き過ぎるからって唐突にデレ過ぎだろぉ~」
と、脳味噌CTスキャン待ったなしの失笑不可避コメントを連発するのであった。
一方その頃、パネマジ広報白井とその部下――。
「いやー危なかった。一時はどうなる事かと思ったが、何とかなりそうだな」
「白井さんが城戸と相原のカレンダーを逆にして発注したと聞いた時は、マジで解任5秒前かとワクテカ…いや、覚悟してましたよ。それにしても、皆城戸の事ホントに嫌いなんですね」
「ああ、賞金5万で『一番城戸の顔に面白おかしく落書きした奴が優勝』コンテストにこれだけ反応があるんだもんな。アレな意味での城戸の集客力はさすがだよ」




