表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
679/5134

【イ軍編209】リトルリーグ日本一チームに社会の厳しさを叩き込む

 かつて、草野球とはいえ、シーズンオフにお笑い芸人チームのたかし軍団に完敗した事がある「球界の掃き溜め」こと東京新宿イディオッツ。それ以降、アマチュアとの親善試合は頑なに拒否していたのだが、球団の少年少女ファン拡大政策の一環として、リトルリーグ日本一チームとの試合が春季キャンプで組まれたのであった。

 エア自主トレでなまりまくった体とはいえ、「さすがに小学生には勝てるだろ」というイ軍ナインの打算含みで始まったこの試合、リトルリーグ日本一の打線がイ軍投手陣に襲い掛かり、初回一挙7失点のとんでもない事態が発生。慌てたイ軍ナインが隠し球やビーンボール、飛ぶバット&飛ぶボールを惜しみなく投入するイ軍野球を展開し、延長戦にまでもつれる死闘が繰り広げられたものである。

 最終的に、イ軍側が登板予定のなかったエース相原、先発ローテ2番手の神崎まで継ぎ込む鬼継投で、延長11回13-12で辛勝。リトルリーグ日本一で調子に乗りかけていた小学生たちに、社会の厳しさを叩き込む事に何とか成功したのであった。

 だがしかし、当然と言えば当然であるが、小学生相手にダーティなプレー込みで全力を尽くしたイ軍ナインに非難が集中。少年少女ファン拡大どころか、未来のアンチを大量生産してしまう結果と相成ったのである…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ