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【城戸編173】日米野球の鍵を握る男

　メジャー最強軍団来たる！

　という煽りで開催される今年の日米野球、今回は自称「球界の盟主」ことバ軍の親会社が冠スポンサーとなっている事から、ＮＰＢも盛上げに必死。メジャーのスターを出場させようと、春先からＭＬＢ側と必死の交渉を展開したものである。

　だがしかし、開催時期がシーズンオフである事から、メジャー選手たちの毎度恒例ドタキャンが頻発。「最強チーム組むって言ったじゃねえか！」と、ＮＰＢがＭＬＢにクレームを付ける事態にまで発展したのであった。

　このクレームに乗じ、ＭＬＢ側はあるウルトラＣを敢行。そのまさかの内容に、ＮＰＢは頭を抱えざるを得なかったのであった。

「こっちも最強チーム組んでやるから、ＮＰＢも最強の打者（「世界の鬼併（併殺）」ことイ軍の城戸）を全試合４番に入れろって…。やられたな～」

「要求を断ればメジャーは微妙なメンツになるでしょうし、呑めば城戸が併殺打ちまくって全敗も有り得ますからね。どう転んでもバ軍がブチ切れちまいますよこれ」