【イ軍編202】オールスター不正投票に大正義イ軍投手陣が天誅を下す
今年のオールスターは折からの不況でスポンサーがつかず、NPBがやる気を無くしてメジャー形式をモロパクリで開催。具体的には、一試合のみの開催で、勝ったリーグの方に日本シリーズのホームアドバンテージが与えられる事になったものである。
この事態を受けて、何としても日本一奪回を目指すパリーグ強豪のド軍が、「生意気なセリーグをシメてやるッ!」とばかり、手段を選ばぬ下衆な手法を展開。グループ企業の従業員を総動員し組織的な多重投票を実行、確実に大炎上が期待できる「球界の掃き溜め」イ軍の「北の火薬庫」ことチョ・マテヨと、これまたイ軍の被本塁打世界記録コンビの風神雷神を先発、中継ぎ、抑えの枠に叩き込んでしまったのであった。
そしてオールスター当日、ド軍の思惑通り(というかそれ以上に)にマテヨと風神雷神は真夏の夜に場外ホームランという花火を打ち上げまくり、試合はパリーグの圧勝――――であったのだが、やはり悪い事は出来ないものである。
マテヨ&風神雷神はただでさえ糞制球なのに、初の大舞台でアガリまくってしまった事で万事休す。本人達も予測し得ない制球の乱れで、パリーグ打線で先発していたド軍主力打者3名を死球で骨折させ、病院送りにしてしまい、ド軍打線が完全崩壊。それまでパリーグでぶっちぎり首位を走っていたド軍は急降下し、結局CSにすら出れない4位でシーズン終了。悪だくみにイ軍選手を絡めるととんでもない事態に陥るという、お手本のようなブーメランボールがキマってしまったのであった。




