【統一球編】イ軍ファン、NPBを訴える
新宿スタジアムでプロ野球を観戦中、重大な精神的苦痛を被ったとして、東京都の70代の女性が、日本プロ野球機構(以下NPB)を相手取り、約4億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。提訴は12日付。
代理人弁護士によると、女性は6月3日にあったイディオッツ-ブレーブス戦を同球場バックネット裏で観戦。9回表、2点差で勝っていた場面でイディオッツの矢車選手がスリーランホームランを打たれて敗戦した事にショックを受け、心臓麻痺を起こして入院、緊急手術を受けた。
代理人弁護士は、「NPBは、今年から飛ばないボールを飛ぶボールに差替えていたにも関わらず、メーカー側に口止めし、ファンへの周知を怠った。飛ぶボールと分かっていたら、仮に打たれたとしても心の準備が出来きていたはずなのに、それが出来ず、精神面に多大な負担を強いられた。また、いつもセーブに失敗する矢車選手を機構として出場停止にせず野放しにするなど、これもファンの精神面でのケアを怠った。この裁判が、ファンの精神衛生面を考えるきっかけになってほしい」と話している。
NPB広報部は「訴状の内容を確認できていないのでコメントできないが、矢車選手の問題はこちらの管轄外。東京新宿イディオッツと協議中」としている。
「訴状、読んでじゃねえか」というNPBに対する突っ込みと共に、イ軍がどのように対応するか、注目が集まっている。




