【イ軍編172】関係者最恐オールスター結成!
イ軍、関係者最恐のオールスター結成!
あまりにも弱過ぎ&環境悪過ぎでまともな選手が獲得出来ない「球界の掃き溜め」こと東京新宿イディオッツが、またもやらかした。
以前、バ軍の元国民的スター斉田の隠し子である魅沢を獲得し、時のバ軍監督へ無言の圧力を掛けたのは記憶に新しいところであるが、その際は敗退行為に走ったバ軍監督が切られて計画は頓挫。
その後、イ軍GM柳澤が当時の反省を活かし、
「たったらもっと徹底してやりゃあええんや!」
と、完全に間違った方向へ全力投球。野球の実力は度外視して、名だたる球界の元スター連中の隠し子たちを手当たり次第に獲得し始めたのである。前述の魅沢も復帰させ、野球の実力は中学レベルながら、各方面への圧力だけは最高という隠し子オールスターが結成されたのであった。
その後、隠し子オールスターは柳澤の読み通り、傍から見れば不可解な勝利(様々な利害関係に苦慮した相手チーム首脳陣主導の敗退行為)を連発し、一時は春先にイ軍がAクラスに喰い込む等の大健闘――までは良かったのだが、そこから誰もが予想しなかった展開に突入。
マスゴミに魅沢が斉田の隠し子である事が露見し、しょーもない報道合戦が過熱。この対応として、斉田が大枚はたいて雇ったPRのプロたちが、「遂には斉田が魅沢と感動の対面(演出)をして正式に認知、からの、斉田がイ軍のアドバイザーとして加入し、親子が手を組んで頑張る」という台本の美談にしてしまったのであった。
これが世間的に悪くない反応だった事から、
「乗り遅れるな、この認知ブームに」
とばかり、隠し子オールスターの父親たち――かつての球界スーパースターたち――が次々に名乗りを上げ、イ軍にアドバイザーとして加入。イ軍首脳陣はとんでもない豪華ラインナップとなったのであるが、これが崩壊の始まりであった。
認知ーズは全員が全員、とんでもない実績&一家言を持つ連中で、選手としての実績に乏しい監督不二村の言う事などオールガン無視。それぞれが好き勝手に指導&采配を振るった事でチーム内が大混乱に陥り、相手チームがワザと負けようとしている状況にも関わらず、それを上回る内ゲバで負けてしまうという、とんでもないブーメランボールが完成してしまったのであった…。




