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【イ軍編156】イ軍の未来は地球の頑張りに懸かっている
時は5月。
「40億の不良債権」こと4番城戸始め最弱イ軍ナインに対して、容赦無く激しいブーイングを浴びせまくる過激派イ軍ファンの一派が都内某所に集結。気象庁からの3カ月予報の結果を待ち――――、
「イヤッホオオオウウウウウ!!!!wwww地球GJ!!!!」
「酷暑クルーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
大歓声。
「温暖化上等! どんどんエネルギー無駄遣いしていこう!」
等と不謹慎極まりない絶叫を交えつつ、6、7、8月の酷暑到来の予報に、祝杯を上げるのであった。
「一体何だってんですか。暑いのマジうぜえじゃねえっすか」
と、新参の若者が、色々致命的に拗らせた古参に思わず訊ねたものであるが、返って来た答えは、完全に想像の埒外の内容なのであった。
「バーロー! これだから何も分かってねえ新参は困るんだ。暑けりゃ暑い程、城戸や綿貫みたいな腐れベテランがバテるかサボるかの可能性が高まるだろ? それだけ若手の出番が増えて、世代交代が進むってもんなんだよ!!!!」




