【イ軍編153】新外人の二軍落ちダメ絶対
今シーズンも他球団の追随を許さぬ、ブッチギリ最下位でフィニッシュを飾ったイ軍。
来季こそは何としても捲土重来を期すべく、様々な補強工作を展開。その一環として、今年ドジャースを大不振で放逐されたメジャー113発大砲(※ただしシーズン200三振、得点圏打率1割台もついてくる)のジョンストン獲得に向けて、アグレッシブな動きを見せているのであった。
このジョンストン、元メジャーのプライドがそうさせるのか、契約条項に二軍落ち拒否の項目を記載する事に固執。イ軍側としては、ジョンストンが大型扇風機と化す危険も捨て切れぬとして渋っていたものの、代理人の熱心な押し込みもあって、最終的には本人の同意無しの二軍落ちはNGという内容に落ち着いたのであった。
その後、代理人とイ軍二軍監督の密会――。
「しかし何でまた、無関係のあんたが金払ってまでジョンストンの二軍落ちNGにこだわったんだ? ま、こっちとしてはどんな形であれ金をもらえるなら文句は無いんだけどな」
「関係無かねえよ。ダメ選手やロートルを二軍出禁にして少しでも若い連中の経験の場を確保しとかないと、二軍が産廃処理場か老人ホームになっちまわあ」




