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野球酔拳

　韓国遠征に出かけたイ軍。

　しかし、マネージャーの日程管理ミスで、前日飲んだくれてしまい、重度の二日酔のままでの試合を余儀なくされた。

「小日本で万年お荷物チームなぞ簡単に捻ってくれるわ！」

　と、意気軒昂な韓国チームであったが、ゲロを吐き吐き、異様な曲がりの変化球を繰り出す神崎の前に、手も足も出ず。

「ゲロ…いや、普段と違う素材を使ってるからよく曲がるわー藁。……おぶええええええええ！！！！！」

　実のところ捕手も取れない鋭い曲がりが多かったのだが、パスボールや暴投を挟みつつも、韓国側は神崎を捉え切れず、打線が完全に沈黙したのであった。

　また、打っては気の無いスイングを繰り返すイ軍打線であったが、俺が俺がといういつものスタイルより余程マシだったか、何となく点が入ってしまい、３－０で勝利してしまったのであった。