【イ軍編3937】禁断のトレード延命法
身体能力はそれなりながら、若干セルフィッシュで他メンとの意思の疎通で問題があり、守備連携超ニガテのレッテルを張られてパリーグのオ軍で干されていた外野手大菊。フルシーズン起用すれば打率2割5分、25本塁打は固いという説もあり、ここ数年は毎年のようにトレード要求を公言。オ軍が匙を投げる格好で、大便秘打線に悩む最弱イ軍との金銭トレードを成立させたものである。
果たして、球史に残る喰わせ者揃いのイ軍に入ったら絶対ダーク化学反応不可避と期待――――いや、危惧されていた大菊であったが、先発センターで起用された結果、意外にも苦手な守備連携でプロ生活7年目にして初めて上手くいき、日々溌溂としたプレーで魅せたのであった。
「さすがワァら、厄介系を再生させる令和の再生工場、オフの工賃交渉、大幅値上げ(確信)が楽しみやね」
「引退後は総員第二の人生で高額スーパーティーチャーになろう、教育改革3.34で小中高の必修授業にイ軍戦観戦を叩き込む(震え声)」
てな感じで、ここぞとばかりにドヤ顔ヘヴン状態に突入するイ軍戦犯系ベテランズであったが、実際、大菊の活躍は彼奴等のお陰ではあったのである。以下、マスゴミ取材に本人がコメントして曰く、
「センター守っとると、両隣の戦犯メン、いや先輩メンから『ユーガーリ(you got it)』『全部任せた』言われますんでね。外野飛んできた球は全部こちとらが処理するいう事で非常に分かり易いんで、やりたいようにやれとりますわ」
※なお大菊は守備の過労で89打数連続無安打3退場(打てない苛々が判定猛抗議で爆発)と全く打てなくなり、オフに解雇で「トレード要求しない方がピロ野球人生長生き出来た」とかいう、トランスファー系ブーメランボールが完成したのであった(適当)。




