【イ軍編3936】生意気ヤングエースの大ピンチに、無言ダッシュ爆炎リリーフ陣
最弱イ軍がマ軍新球場に乗り込んでのシーズン開幕戦。
両軍エースが力投し0-0で来ていた9回裏、今日の相原から長打は厳しいと考えたマ軍打線が単打と選球に徹したところに、イ軍ガバ野手が緊張に耐え切れずポロリでダークコラボし(適当)、無死満塁とサヨナラ負けの大ピンチに追い込まれたものである。
ここに至るまでにも野手の巧みなエラーに見せないエラーで相原の球数が120を超えており、イ軍ベンチは迷いつつも完投させる方針――――というか監督がビビッて地蔵化していたのであるが、9回裏入って走者が1人出たあたりから、リリーフ陣がダッシュで控室から飛び出していたのであった。
その様子を見た、今季から加入した投手コーチ倉田は、深く静かに感動していたものである。
「彼奴等、普段は散々相原が生意気だZZZ世代だの猛ディス喰らわせよるのに、いざとなったら言われなくてもブルペンにダッシュしてお助け態勢に突入しよったで。ワァの心の教育が効いとる可能性が334%、実力はアレやけど、ツンデレ系チームワークで5位争いへのシャイニングロードが見えそう、いや、見えた(確信震え声)」
と、一人で無駄に盛り上がった倉田であるが、やっぱりそこはイ軍ならでではのオチしか存在していないのであった。以下、爆炎リリーフ陣がランニングトークで曰く、
「相原の野郎、ヘンに無失点で最後まで行くから、何が起こるか分からん感じにしよって最悪やんけ!!!!」
「監督がピッチャー交代とか妙な気を起こす前に全力かくれんぼ待ったなし、おトイレット、トレーナー室、定員埋まるまで早い者勝ちやで~ッ!!!!」




