【イ軍編3934】夫の夢を応援して、自分の夢を手に入れようとした結果!
「のうパッパ(旦那)、ユー、やきうの現場にあんなに戻りたがっとやんけ、何を迷う必要があんねん、そら最弱イ軍監督いうたらファミリーへの風評被害凄いかもしらんが、ワァらは大丈夫やから、やりたいならどうぞ」
と、しおらしいようなそうでもないような感じで夫を後押ししたのは、開幕から勝率2割台の大暗黒に喘いでいる最弱イ軍から、今季3人目の監督としてオハーを出されている元オ軍の打撃コーチ片西の妻。一見夫の夢を支える態であったが、
(クックック~ン、最弱チームの鬼心労からのストレスマッハ限界突破でドカ喰い乱発さしてよ、あの世とこの世の天の川を渡らせて、昨日締結した超高額保険金ゲットだぜ!!!! 保険金でイケメンヤング火遊びを温かい家庭生活にクラスチェンジさせて、イケマダムになろう、いや、なる)
てな感じの、オラにマネーをくだーたい的な現金球路線なのであった。
果たして、イ軍戦犯系ベテランズに勝るとも劣らないガバガバボディ108㎏の片西であったが、ヨッメの読み通りにストレスからのドカ食いで無事死亡――――になるかと思いきや、予想外の展開に突入。
というのも、イ軍の先発二番手神崎、守備の要である遊撃手草加部が揃って前任監督の酷使の影響で故障離脱してしまい、元々低い戦力が更に低下。チーム勝率1割台に突入してしまい、ストレスでドカ喰いに辿り着く前に気絶する日々となってしまい、食べる量が激減した事で、1か月で6.66㎏の体重減。
「ぉン…メンタルボッロやがボディはキレキレなんですがそれは…(震え声)」
と、就任1か月半でイ軍監督を解任されてからも食べる量をセーブした結果、普通体重ギリの89.3㎏を達成(片西は身長189㎝)。
結果、痩せたらイケメンが本当に痩せた事で、齢48にして何かモテ始めて脳とメンタルが余裕モードからの、第六感で探偵を雇ってヨッメの浮気を発見。これまでの色々を吹っ切る為に、自宅玄関に、選手時代に売れ残りを大量自爆買いさせられた自分のサインボールを並べて「ゲームセット」の文字を書いて家を出た片西は、ヨッメに法廷オフのお誘い(意味深)(回避不能)を送って、体重だけじゃなく人間関係も軽くなりつつ慰謝料見込みの潤い財布モイスチャー(適当)で第二の人生スタート。ヨッメは夫を踏み台にするつもりが逆に養分になってしまうとかいう、内助の功系ブーメランボールが完成したのであった(適当)。




