【イ軍編3933】幻のド畜生内閣
この数年、球史に残る負けっぷりで監督解任&就任を繰り返し、候補が枯渇。四番打者の城戸に度々代理兼任監督をやらせている最弱イ軍であったが、守りの司令塔である正捕手綿貫にやらせてみてもいいんじゃないかと、ライトオタ中心に疑問の声が上がっていたものである。
当件について、ネタ不足で仕方なく取材したマスゴミがイ軍球団関係者に直撃したところ、
「ポヂション的には城戸より適任やいう説も根強いんで、そら打診はしとりますよ。ただ条件面で毎度折り合わないんでなあ…」
と、歯切れの悪い回答。
ここからマスゴミとオタの憶測が悪魔合体し、綿貫が選手と合わせて総額33億の4年契約と、コーチ以下スタッフ全員を扱い易い自分より年下メンで揃える事を要求したとかいう怪情報が、球界を駆け巡ったのであった。
元々ヒールのイメージにマネー&ヒューマンリソースのダーティ情報が加わった事で、綿貫は球界を超えた社会現象レベルでフルボッコ(主にネット)。これに対して、開示請求ラッシュでウンか月後のお小遣いゲットおいしいですというエビルマイルを隠し切れない綿貫が怒りの記者会見を開催し、そこで明かされた真相に誰もが戦慄不可避に追い込まれたのであった。曰く、
「世間で流れとる情報は全部ウソ! ワァはそんなスケールこまい人間じゃあないんやで! 要求報酬は66億6年契約で誤情報より高いように見えて、GM兼任料も含まれとるんで格安良心価格――――GM経費使い放題で実質おいC――――まあそれはええとして、組閣面で全部自分より若い奴とか、そんなの有り得ないから。むしろ逆で、特にコーチは全員自分より年上がいい、こちとらがヤング時代にパワハラ、いや厳しい指導でお世話になったメン全員集合させてどうぞと。先様に恩返し(意味深)したいから想定平均年齢70オーバーとかになるんやが、この辺りはビビった候補者にお断りされて実現せんからね。あらゆる面でワァの理想が高過ぎてサーセンセーンいう感じわね(適当)」




