【イ軍編3735】シン・お化けフォーク
最弱イ軍の「北の火薬庫」こと、最弱イ軍の北朝鮮系ベネズエラ人投手チョ・マテヨが、ライバル(と、勝手に認定。髪型が将軍様の覇気ヘアにちょっと似ててパクリ・不敬罪判定)である米国人打者ポロリーニャ対策で、チームの霊能者兼野球選手ギーボこと宜保愛甲から心霊ボールを購入。
「これはシン・お化けフォーク言うてなあ、例えば今までの野球人生で打ちまくっとったら投手からヘイト買っとると思うんやが、そういうアレがデカければデカい程、威力を発揮するんや。先様はリトルリーグ時代からスター街道でメジャーでも114本塁打514打点挙げとるらしいから、その陰で泣いとる奴らの怨念ガンギマリでよ、まあ凄い球が逝くと思うやで」
という触れ込みは、本当だった。いや、本当過ぎたのである。
「氏ねやああああ!!!!!!!!」
と、マテヨが気合一閃で投じたシン・お化けフォークは打ち頃の高め直球に見えて不自然な軌道で曲がり落ち、ポロリーニャの急所を襲う――――かに見えたが、イ軍正捕手綿貫を右往左往からの結局捕れない感じで無様に転倒させる絶妙なポロリ製造機っぷり。そう、これまでの野球人生で、対戦打者への執拗な内角攻めに始まり、後輩へのパワハラ指導や首脳陣への反抗等、買い続けたヘイトの量が桁違いの綿貫に心霊ボールが超反応。次の球では、ボールの霊力が綿貫のグラブをポロリーニャが一番好きなコースにズラして配球ミスっぽい感じを演出しつつ、ヒョロもヒョロ球でポロリーニャが豪快場外弾を放ってバッテリーごと無事死亡するとかいう、人を呪わば球二つ(適当)的なスピリチュアル・ブーメランボールが完成してしまったのであった。




