【イ軍編3661】絶対入団して欲しい無名微妙高校生がここにいるッ!
数合わせでドラフト指名された某地方の無名高校生野手、田無。限界まで成長しても偵察要員(予告先発となった現代では死語だが)という専らの噂を本人も耳にしたかどうか、ファミリー一同ウン千万単位の契約金オファーに目が泳ぎまくりながらも、予想だにしていなかった指名にさすが慎重になっており、入団を保留したものである。
そんな田無に対して、イ軍の過激派原理主義系応援団“狂イ会”が、自宅や学校、行きつけの駄菓子屋等に凸し、入団お願い土下座ムーヴを展開したのであった。
「保留とか言わんと、何とか入団してオナシャス!」
「ユーの指先一つ(契約書)に、イ軍の未来が懸かっとるんや!」
てな感じの必死の説得に、
「イ軍オタいうたら仕事もせずに野球ばっか見とる素人のプロいう話やからな、そないな奴らが全力土下座してくるぐらいやから、実はワァ潜在力が相当なモンな可能性が巨レ存レベルじゃない…?」
という方向に本人の気持ちがぐらつき、最後に球団が契約金1.1倍買王券を発動させ、入団と相成ったのであった。その吉報を聞いた狂イ会の面々は狂喜乱舞。
「イイイイヤッホオウウウゥウウウ!!!!!!!!wwww これで選手枠MAX70人になったで~ッ!!!!」
「枠埋まったらシーズン中の緊急補強用に余裕持たせる為に、戦犯系ベテランズ一人解雇するいう極秘情報掴んどったからな、そら頑張らざるを得ませんよ」
「イ軍の夜明けを早めたお祝いで、今日は終電逃して飲んでもヨッメもマッマも大・丈・V!(多分)」
などと浮かれまくる狂イ会の面々であったが、その後、獲得が決定していた新外人が浮気バレしてヨッメからの壮絶DVカウンターで出国不能になり無事死亡。結局、枠余りとなって戦犯系ベテランズの一人が馘首される話もパーとなった上に、田無が「ワァは眼の肥えたオタから支持されるレベルのガチ天才」と猛烈勘違いをしてしまい、全く練習しないのに主力ヅラしまくるヤング戦犯系ベテランズ化。戦犯系ベテランズを一人消したつもりが、より厄介なニュージェネレーションを誕生させてしまうとかいう、世代交代系ブーメランボールが完成してしまったのであった(適当)。




