【イ軍編3643】球界一性悪捕手の教育的(意味深)アドバイス
長年最弱イ軍の正捕手として君臨してきた「球界一性悪」綿貫も、40を越えてさすがに衰えが隠せず、第二捕手である赤田の出番が増えてきていたものである。今まで散々ライバルを蹴落としてきた綿貫も、この流れには逆らえぬと見たか、折に触れて赤田にアドバイスする姿が見られるようになっていたのであった。
赤田については、その何も考えてない行き過ぎた天然っぷりが捕手には不向きと言われ続けていたが、最弱イ軍では他にロクな人材がいない事から正捕手に定着。一応綿貫が育てた事になっているのであるが、綿貫としては余程腹に据えかねたようで、後年、怒りのあまり自分からマスゴミにネタを売るセルフしてしまったのである。曰く、
「そら現役晩年は打撃こそ落ちたが、経験積んで頭の方は全盛期、上がる一方やったからね。こちとら生涯正捕手のつもりやったから、赤田レベルのしょーもない奴でもライバル認定してよ、全力で蹴落とそうとしたんや。そう、当時彼奴に送ったアドバイスは全部嘘っぱちでよ、ちゃんと聞いてりゃ確実に成績落とす筈やったんやが、野郎は5億%右から左で流しやがってなあ。中途半端な成績のまま、単に若いってだけでヌルっと正捕手の座に収まりよったわ。彼奴だけはワァのリバース育成力(適当)をもってしても、どうにもならんかったわ(憤怒震え声)」




