【イ軍編3627】おサボりボール犬、解雇ダメ、ゼッタイ!
最弱イ軍のボール犬ジョンジーが解雇5秒前――――。そんな割とどうでもいい感じの怪情報が、球界を駆け巡ったものである。
「ジョンジーの野郎、愛嬌あるとは言えんくもないが、ブサカワもブサカワやから、遂にTV視聴者から苦情が入った可能性が巨レ存…? 整形は無理としても、せめて動画流す時は無修正やめろどうぞみたいな(適当)」
「いやいや、近頃はボール持ってけ指令をボイコット気味なんや。不貞腐れたように全然動かんでよ、戦力外の噂は、シーメ増量を要求したストライキをイ軍が容認しないから説もあるで」
てな感じでオタの憶測は捗ったのであるが、真相はともかく、ジョンジーがボールをマウンドまで持ってかないのは事実なのであった。
だが、そんなジョンジーを少数ながら全面擁護する者たちもいた。イ軍のKTO(古参トップオタ)連中である。
「出た~ッ、とりあえずオール逆張りで注目浴びたい病~ッ」
「消える魔球ばりの無理筋擁護妄想垂れ流しでSNS鬼汚染待ったなし(震え声)」
と、世間の反応は塩&ブリザードだったのであるが、KTO怒りのSNS反論に、誰もが涙&掌返しに追い込まれたのであった。曰く、
「イ軍の爆炎投手陣と対戦した打者が打ち損じて特大ファウル打つ。ほんでジョンジーがボール運ぶと思わせといて全然来ん。この間がデカいんや。動揺しとる爆炎投手陣が一呼吸置いて冷静になれるし、まして投手が犬好きなら『ジョンジーどないしたんや?』いうてタイム掛けてジョンジーんとこ行って流れ変えられるからなお良し、考えようによっちゃあイ軍イズムに毒されたおサボりボール犬も立派に戦力になっとるんやで(錯乱震え声)」




