【イ軍編3584】対戦スター選手の復帰を小粋に演出する最弱球団バッテリー
かつて5年連続30ホーマー以上をマーク、敵的な場面での一発を量産し、カリスマ的な人気を誇っていたマ軍の強打者宮路。しかし「一生に一度しか球場に来られないオタもいるから」というスターならではの高い意識による負傷を押しての連続フルイニング出場が災いし、2年に渡る長期欠場に追い込まれてしまったものである。
その後、長いリハビリに耐え、一軍カムバックの舞台は、首脳陣が配慮しまくった結果「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍戦。そして、宮路の復帰初打席でイ軍バッテリーが魅せた粋な計らいに、マ軍オタは大歓声を上げるのであった。
「ホムーラン打った宮路も最高やが、配慮の鬼と化したイ軍バッテリーも最高や!」
「打席に入った段階で物凄いスタオベやったからの~。メジャーではこういう場面、バッテリーがちょっと外して歓声味わいタイムを演出するモンやが…」
「宮地の大人気っぷりに鬼嫉妬したイ軍捕手の綿貫が、『もうええ! はよ投げろ! このドサクサ紛れで1ストライク儲けたわ!』みたいな感じで投げ急がせたのがよかったわね」
「びっくりしたイ軍先発のマテヨが、『ちょ、待てよ! しゃーないから投げるけどよ!』てな感じで極限まで気が抜けた棒球投げてくれて、宮路の病み上がりスイングでもホムーランになったからね。あまりにもやさし過ぎる世界やで(震え声)」




