【城戸編697】2軍メンを総員ピュアシャイにしてしまった日本最強打者
「40億の凡打製造機」こと最弱イ軍の四番打者、城戸が、開幕から一か月、打率1割を切る鬼不振。「ちょっと下で気持ち切り替えて来ますわ。集中的にやって(※野球の練習ではなく新作ド○クエの攻略)、状態上げてきますわ」との自己申告を繰り出し、二軍落ちしていったのであった。
果たして、二軍ではヤングたちがビビッた様子で誰も話しかけて来ず、そんな状況に城戸は思わず苦笑いするのであった。
「フッ、ワァの威厳にビビっとるビビッとる、我ながら首位打者4度、通算2000本安打達成の実績は伊達じゃあないんやで。しかし人間国宝レベルの生きた教材に何も質問出来んほどピュアシャイじゃ困ったモンやの~。ちょっち観察してモノになりそうな奴に稽古つけてやってよ、球団に育成料請求する簡単なお仕事やったるか…」
てな感じで脳内お花畑を満開にさせる城戸を、イ軍二軍メンは最大級に警戒せざるを得なかったのである。
「ガチのマジで危ないで、城戸さんの前じゃあ絶対練習出来ん、ちょっとでも隙を見せたら近寄ってクソバイスしてくるで」
「何か言ってくるのは聞き流しゃあええんやが、上(一軍)であまりにも打てなさ過ぎて、襲撃予告ホイホイらしいからの~。巻き添えが嫌過ぎてピリ付き不可避、一秒でも早く一軍が引き取ってくれんと、ガチのマジでこちとらの生命の危機なんやで(憤怒震え声)」




