【イ軍編3541】監督直々ノックで実現されたやさしい世界
「監督はん、ここだけの耳寄り情報なんやが、野手連中が監督はんのネ申ノック受けたくて受けたくて震えとりましてなあ。ええ、普段はおサボり隠れゲームで反抗期の極みなんやが、実は彼奴等、ツンデレもツンデレで、監督リスペクトし過ぎで恥ずかしくて話せまてーんと。ノックを通したベースボールコミュニケーションで、ベストナイン1回のネ申監督はんと触れ合う事によってですよ、チームに一体感が出て5位争いへのシャイニングロードが見える事間違いなし(多分)、誰もが幸せになるやさしWin世界が待っとりますわ」
という、最弱イ軍の「マウンドの詐欺師」こと第二先発神崎の煽りで、イ軍監督が試合前練習で戦犯系ベテランズに対して直々ノックを敢行。この結果、普段の勝率2割台大暗黒によるストレスで不眠気味だった監督は、6回途中でノックの疲労により快眠。
「よしゃ! これで後顧の憂いなく投げれるわ!」
と、この試合先発登板していた神崎が、監督快眠に伴う爆炎リリーフ投入完封で勢いに乗り、9回4失点完投(なお試合は3-4で負け)。走者がいる回の途中でリリーフ突っ込まれて打たれて自責増やされるのを回避しつつ、完投インセンティブをゲット。監督も久々に熟睡して「アカン、やっぱこんなどうしようもない仕事(イ軍監督)してないで、早く第二の人生に舵を切った方がええがな」と、正気に戻って早期の軌道修正を図る方向となり、これはこれでやさしWin-Winな世界が成立したのであった(適当)。




