【イ軍編3520】超ニッチ、ピンポイントのインセンティブ狙い練習法
メジャー通算103本塁打の実績を引っ提げて、鳴り物入りで最弱イ軍に加入した新外人打者ファンキッシュ。この103というのはオタ時代に客席でキャッチしたホームランボールの数で、試合で打ったのは0本とかいうとんでもない一杯食わせ者で、イ軍では実績を買われて()五番に座ったものの、三振を量産。開幕から2か月で打率1割3分、0本塁打2打点と凄まじいまでの凡打製造機と化していたのであるが、さすがに本人も危機感を持ったのか、それまで全く練習しなかったのが、試合前に小一時間打撃投手に投げさせるようになったのであった。それもド真ん中の緩い球ばかり要求し、豪快なスタンドインを連発していたものである。
「同じ打てないのでも、とりあえず練習しとるだけ大便秘打線の中ではマシという風潮(錯乱)」
「飛ばす力自体は間違いなくメジャー級なんだよなあ。飛ぶバット(意味深)がメジャー級な可能性も巨レ存どころじゃないが、打てば官軍、インフィニットジャスティスだから…(震え声)」
てな感じで、今まで歴代のハズレ外人に何度騙されても何かを期待してしまうイ軍オタであったが、ファンキッシュの目線は誰もが予想しえない暗黒領域に向いていたのであった。代理人に練習意図を説明して曰く、
「NPBのツルセコ投手と外人嫌い審判の最悪コラボで試合じゃ打てる気がせんからね(憤怒)。こうなったら、オールスターのホームラン競争優勝インセンティブゲットに照準を合わせるしかないんやで(震え声)」




