【イ軍編3503】チームは大暗黒だけど一生懸命頑張るワイだけは悪くないよ打法
最弱イ軍が11連敗で迎えた盟主バ軍戦で、事件は起こった。
イ軍エース相原が力投するも、野手の二失策に足を絡められての犠飛で、無安打ながら0-1で迎えた9回裏。二死無走者の状況で、打席には「メジャー300発男の同姓同名の別人」こと、アームブリスター(以下、ブリ)が向かったものである。
この連敗中は、チャンスでも自分の打率を最優先するフォア・ザ・ミー打法の四番打者城戸がイ軍オタから散々にディスられまくっていたが、城戸を叩き飽きたオタが箸休めの標的を物色中。城戸の影に隠れてはいるが、ブリも年俸3億で打率2割そこそこでポロリ多めと戦犯であることは間違いなく、当人も大いに危機感を抱いていたものである。
そこで昨晩たまたまニュースで見ていたパリーグの大暗黒チーム(イ軍ほどではないが)のキャプテンが、最終打者になって絶対間に合わないタイミングにも関わらず魂のスライディング、悔しさでおぎゃーと泣いていたアレを思い出したブリであった。
(一生懸命ムーヴを丸パクリ且つ超進化させてよ、「ベースボールゴッドは何故ワイにこのような試練をお与えになるのか…しかしこの苦難、絶対乗り越えてみせるッ! ――まあ年俸3億で全然お釣り来まくっとるから、もう乗り越えてるっちゃあ乗り越えてる…のカナ?」みたいな感じで一塁ヘッスラから迫真ワイの演技…じゃなかった、ソウルの震えを見よ)
てな感じで遊撃への凡ゴロを予定通り無駄ヘッスラして試合終了――――かと思いきや、バ軍遊撃手がまさかのトンネルからの、レフトとセンターも試合終了気分が強く、咄嗟に反応出来ず。そんな状況を、一塁ベース上でアフォーマンスに夢中でクネクネ動いているブリは全く気付かず。ちゃんと走ってたらワンチャンランニングホーマーもあったんじゃないかとイ軍オタがガンギレの上にガンギレし、ヘイト回避どころかブーイング100倍買王拳ルが完成したのであった。




