【イ軍編3500】そして二人は幸せなベースボール婚をした
「「「「「ピロ野球選手のヨッメというステータスが欲しいッ! 欲しいッ! 欲しいッ!!!!」」」」」
てな感じで人生に箔を付けたい最弱イ軍の若手選手カノ勢が、爆速でプロポーズ誘発すべく、超強面系の元サ軍監督明石のイ軍監督就任を画策。というのも、明石の鉄拳指導を辞さぬ武闘派ながら、家庭持ちの選手は対象外というスタイルが、「マッマにもぶたれた事無いのに」系バイオレンス超ニガテかれぴっぴの婚姻欲を高めると読んでのムーヴであった。
果たして、選手カノーズがSNSでネットの世論を全力で煽りまくった事と、明石が離婚訴訟で金に困ってた個人的事情がガッチリ噛み合い、本当にイ軍監督に就任したまではよかったが、イ軍ヤングメンが、戦犯系ベテランズの省エネ野球(適当)に毒され過ぎていた事で、事態は思わぬ方向へ発展。
「ここは敢えて明石に暴れさせてワンパンツーパンスリーパンぐらい貰っといてよ、法廷オフで回収して年金として運用だ独身時代にしか出来ない将来の備え~ッ(適当)」
てな感じで、最小限の動きで最大のリターンを獲る為にプロポーズ延期へ超シフト。
「ちょ、待てよ!!!!!!!!」
と、一瞬鬼ギレしたカノーズであったが、
「法廷オフの準備を初めての共同作業にして、結婚資金が稼げるとか素敵やん」
という実利的な考えに秒速掌返し。
「監督をキレさせて実質ご祝儀パンチ頂きマッスル」
みたいな感じで、「彼奴(明石)は昭和時代の化石やからね、パツキンにするとかタメ口にするとかの煽り入れたら一発やろ! 先様の拳にはマネーが埋まっとる(確信)」カノーズが選手メンをアレな感じで鬼プロデュース。その結果、明石の鉄拳を誘発する前に、
「アカン、こいつらもうどうもならんわ。チームの規定ぶっちぎりやから違約金付き解雇して、最後に新外人獲得資金として役立ってもらうで」
と、球団側から見切りを付けられてしまい無事死亡。カノーズは成婚どころかプロデュース大失敗で人間関係崩壊して違約金を一部負担させられる地獄となってしまった裏で、この資金源で獲得した格安新外人ホットマンがちょっと活躍して明石は長期政権を(3.34か月。イ軍では長期)樹立。更には明石とホットマンが拳と拳で語り合った結果(意味深)、公私を共にするパートナーとして愛を育むに至り、翌年には皆の色々な想い(色々)の上に米国移住した夫夫が日米ベースボール婚を成立させたのであった。




