【城戸編679】日本最強打者のWBC欲を刺激した結果!
今季のセリーグ優勝戦線は、バ軍、サ軍、マ軍の激しい三つ巴で争われており、「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍との試合をいかに取りこぼさないかが焦点の一つとなっていたものである。
中でも、今年はドラ○ヱの新作で忙しくおサボりがちな「40億の凡打製造機」「鬼併(※併殺)犯科帳」と呼ばれるイ軍のSSS級戦犯である四番打者の城戸を、いかに試合に引っ張り出すか――――この難題に対し、マ軍が一つの解を出した。本拠地にイ軍を迎えての試合数日前から、「次回WBC候補対決!!!!」と煽りまくって、マ軍所属で前回WBCで大活躍したスターと、キリリとした表情の城戸(鬼修正済)をPVに並べまくり、城戸のプライドを16連射する態勢に打って出たのであった。
果たして、この試合直前まで3試合連続代打出場だった城戸が、WBC煽りに気を良くして久々に先発――――かと思いきや、まさかの3連戦代打でも出てこないとかいう異常事態が発生。
「ちょ、待てよ!? 城戸の野郎、WBC出たくないんか!?!?!?!?」
てな感じで城戸の凡打とポロリを当てにしていたマ軍サイドは動揺してしまい、絶対3連勝しなければならないところを1勝1敗1分と痛恨の星勘定。この陰で、城戸のWBC欲は確かに刺激されてはいたのである。曰く、
「2000本安打とか達成して選手としての栄華は極め過ぎてしまったワイ、次のWBCは監督として出る想定やからね。マ軍の候補選手をWBC監督目線でしっかりチェックしたんで、後でアドバイス兼練習メニュー送っとくから、3年後に向けてしっかり備えとくんやで」




