【イ軍編3491】最弱イ軍戦を制する(意味深)者が本当にセリーグを制した話
優勝を狙える戦力があると言われながらも、レギュラーの平均年齢が33.4歳という歪な編成の為に夏場に故障が頻発し、今一つ勝ち切れない関西のサ軍。
それが今シーズンは主力選手の健康管理に成功し、長期離脱者を出さなかった事で10年振りのセリーグ優勝を成し遂げたのであった。
そして、その陰に、最弱イ軍対策で連れて来た某コーチの存在が決め手になったとかいう怪情報が、球界を駆け巡ったものである。
「さすがサ軍、数字で表れない部分をしっかり対策する事で、ペナントを握ったいう事やね。シーズン対戦勝率7割オーバーでも、そこに力入れなアカン、それだけワイらのレベルが高過ぎてサーセーン」
「どうせまたスパイか何かやろ? そういう事はあんま言わん方が――――いや、もっと大々的に自慢してもらってよ、『サ軍がワイらからペナントを盗んだ!』言うて法廷オフで集金や(震え声)」
てな感じで、自分に都合がいい方向で妄想が捗るイ軍戦犯系ベテランズであったが、当然ここでのイ軍対策とは、明後日の方向にしか存在していないのであった。以下、優勝でヘヴンガンギマリ状態からの口を滑らせまくったサ軍関係者曰く、
「イ軍戦限定で『各駅のタツ』こと球史に残る小心者三塁コーチの辰川はんを起用したのが優勝の最大要因やね。この数年、イ軍爆炎投手陣とガバ外野のコラボでサ軍打線が走り過ぎて疲労蓄積、それが故障の原因になっとったところを、今季は辰川三塁コーチが9割一塁、行って二塁でストップよ。そのお陰で、ベテラン勢の体力が長持ちしてペナントを乗り切れたんや。やはりセリーグ優勝の鍵を握るのはイ軍対策いう事なんやね(震え声)」




