【イ軍編3485】????「メジャーを夢見とるのがエースだけだと思ったら、そうはい神崎」
最弱イ軍の史上最速Bクラス確定が懸かった重要な試合、記録達成してしまうと自分の首筋がスーパーCOOLな新球団社長が、監督にFAXオーダー指定票でエース相原の中2日先発登板を指示。更には大枚はたいてメジャースカウトそっくりさん軍団を編成し、イ軍脱出からのメジャー入りを夢見る相原のやる気スイッチを16連射する、割と本気の必勝態勢を敷いたものである。
果たして、気合十分の相原は6回まで1安打1失策2失策に見えない実質失策の4走者のみにまとめる、ほぼ完璧な投球。打っても自身のタイムリー二塁打で1打点を挙げて、このまま完封濃厚と思われたが、ここで悲劇を引き起こしたのは、仕込みの偽メジャースカウト軍団である。
相原以上に、実はメジャーに行きたくて行きたくて震えていたイ軍監督小松が、
「いくらいい投球をしていても、勝ちたい気持ちを封印して投手のヘルシーを保つ。球団指令とはいえ中2日登板の異常事態やからね、そこを現場がしっかりフォローする、このメジャー級采配を見よ」
と、7回入る前に83球で相原降板を決断。これにはさすがに中2日で疲労していたのと、メジャーに入る前に肩消耗しとりませんアピール(中2で投げておいても元も子もない話ではあるが)で、普段は降板をゴネる相原もすんなり了承。からの、もう今日は楽勝だと思って油断していた残りの全イ軍ナインが動揺しまくり、投げては炎上、打っては凡退、守ってはポロリと残りの3回で大崩壊し、最終的には1-13の大敗で無事死亡。史上最速Bクラス確定の大記録を冥途の土産に新球団社長は風のように解雇され、ここに触らぬメジャー志望に祟りなし系ブーメランボール(適当)が完成したのであった。




