【イ軍編3470】対戦名将の采配を変えさせた男たち
昨オフに、パリーグのオ軍で優勝3回の実績を誇る名将唐田が、セリーグのサ軍監督に就任。基本的にはオーダーを固定する采配に定評がある唐田であったが、最弱イ軍戦だけは、謎に毎試合オーダーを変えまくっていたものである。
「さすが名将、セリーグでどこを一番マークすべきか分かっとる」
「これはアレや、考え過ぎて自滅するパターンやろ。実力のパで勝った言うても、所詮はこの程度よ」
てな感じで、5月初旬の時点でカード6戦全敗とは思えぬ程の上から目線で語るイ軍戦犯系ベテランズであったが、唐田がイ軍戦を重視していたのは事実なのであった。以下、後年、唐田が不動産投資で大失敗してお小遣い稼ぎで自費出版した自伝で当時を振り返って曰く、
「ワイはあんまオーダーこねくり回したくないんやが、初のセリーグで、しかも選手ともほとんど面識が無かったからの~。まずは人心を掌握するのが最優先や思うて、イ軍戦だけはオーダー変えたわね。普段は四番とか五番打っとるベテランを順番に一番に置いてあげて、ヒットやホームラン増やすチャンスあげたんや。やっぱりそこは稼いでナンボのプロやから、ちょっとワイに対して反抗的だったベテラソ連中とも、一気に仲良しになれたわ。あの年に優勝出来たのは、ガチのマジでイ軍のお陰やったわね(適当)」




