【イ軍編3468】四番のサヨナラホームランに敢えての無言でアンサーするサイレント名実況
「球界の盟主」最強バ軍を、13連敗中の最弱イ軍がホーム新スタに迎えての一戦。
イ軍エース相原がリリーフを全力拒否し(※打たれて自分に負けがつく可能性があるから)、12回まで150球を要しながらも無失点の力投。その裏に迎えたイ軍の攻撃で、「40億の不良債権」こと四番打者の城戸が、たまたま吹いた追い風に乗って、外野スタンド最前列にポトリと落ちるサヨナラホームランを放ったのであった。
この様子を、普段は過剰なイ軍アゲでオタからもウザがられている親会社系実況アナウンサーが、まさかの沈黙。中継で、メイン客であるビジター側の意気消沈した空気、そしてホーム側のイ軍オタが泣いて喜ぶ異常な雰囲気を余す事無く伝えたサイレント名実況として、後世に語り継がれたものである。
だが、それから10数年後、当時の音声データ解析から、実はアナが涙を堪えてちょっと泣いていたとかいう新事実が判明。職業魂だけではない、ガチのマジでイ軍オタ的なムーヴに、誰もが胸熱となったのであった。
からの更に10数年後、不動産投資大失敗で借金返済に追われるアナがマスゴミにネタを売るセルフして曰く、
「例の相原12回無失点、城戸さんサヨナラホムーランで勝った試合なあ、ワイが涙を堪えたサイレント名実況という事になっとるが、実際はショック過ぎて言葉が出なかったんやね。当時、イ軍が負ける方に定期的に賭けて手堅く稼いどってなあ。その試合まで野球賭博で連勝中だったのがアカンかった、ちょっと気が大きくなって年収3年分ぐらい突っ込んでたのが運の尽きよ。監督と投手コーチが心労で気絶して相原のリリーフ拒否が通っちまうわ、ヘンな風が吹いて城戸さんの凡フライがホムーランになっちまうわで絶対に有り得ないイ軍サヨナラ勝ちとかいう怪現象が発生しやがって、顔面ブルーレイもええとこで急性実況イップスやったんや(震え声)」




