【城戸編670】絶対にホームラン打ってはならぬ春の日本最強打者
どんなに大不振だろうが、本人の申告以外でスタメン四番を外すには、決定者に罰金200万。そんな呪いのアイテムじみた契約でチームを縛りながら、打率維持の為に長打を捨ててここで一本欲しいところでも徹底して単打やバントを繰り出すフォア・ザ・ミー打法の権化、最弱イ軍の城戸。
そんな城戸が、過去3年で3、3、4本しか打っていなかった本塁打を、開幕戦でたまたま吹いてた強い追い風に助けられて、スタンド最前列にポトリと落ちる形でマークしたものである。
このどう見てもまぐれムランに、イ軍オタからは大ブーイングが巻き起こったのであった。
「フッ、打ち損ないのホームランよりも流麗なヒット、もっと言えば納得スイングの凡打ってか。ワイのワールドクラスヒッティングでオタの眼が肥え過ぎたのも、考えモンやの~。まっ、今シーズンも打撃の真髄を見せつけてあげて、オタを未知の領域まで育てまくってやりますかぁ…!」
てな感じで満足げにドヤ顔で頷く城戸であったが、イ軍オタ的には切実な理由からの全力ディスなのであった。曰く、
「アカン! 例年冷えっ冷えのこの時期にホムーランなんか打ったら、『ユー、絶対やっとる(確信)』てな感じでNPBから秒速でチーム全体にお薬(意味深)、違法飛ぶバットやら全力調査されるで!」
「城戸本人はともかく、他の連中がパワーダウン不可避(決め付け)やからの~、シン・大便秘打線完成待ったなし(憤怒震え声)」




