【イ軍編3434】フルスイング誘導リードで大丈V!
最弱イ軍の「球界一性格の悪い捕手」こと正捕手綿貫が、球団CG班に奇妙なオーダーをリクエスト。打者が空振りをした際、バットが捕手のマスクに直撃する場面を集めた動画集を作ってくれというのである。
「綿貫も40越えていよいよ衰えが顕著やからの~。プレー中の事故の被害にあった捕手に法廷オフを唆して、おこぼれを頂くビヂネスを始める可能性が巨レ存…?」
「いやいや、自分の地位を脅かしそうなイ軍後輩ヤングをビビらせる、嫌がらせ素材やろ。まあ正捕手になれそうな若手なんて一人もおらんのやが(震え声)」
等と様々な憶測を巡らすCG班であったが、綿貫の意図は、遥か黒み(適当)に存在していたのであった。曰く、
「囁き戦法で打者を煽って激おこにさせてよ、そのタイミングで此度の動画をオーロラビヂョンにサブリミナル的に流すんや。ほんでワイに空振りクリティカルしたい欲を引き出して三振量産、チーム新記録達成で現役生活延命・大丈Vやねん(確信)」
果たして、綿貫は満を持してエース相原登板試合で作戦を発動。当てに行く系打者からも無茶なフルスイングを誘発して三振の山を築いたまではよかったが、イ軍一塁城戸、二塁アームブリスター、三塁魅沢らガバガバ野手陣が、対戦打線の振りの強さにビックリしてステップ&ステップバック(錯乱)。三振に仕留め損ねた凡ゴロが悉くヒットになってしまい失点からの相原ガンギレ、制球を乱して球が真ん中に寄ったところを狙い打ちされて0-5の完投負けで無事死亡。綿貫が試合途中で「今日はワイのお陰で勝つ。来季年俸1.5倍買王拳の4年契約、OK?」みたいな感じで球団役員にプレゼン&オハーしてしまった事で、逆に綿貫の作戦のせいで負けた感が印象付けられるとかいう、ベースボールゴッドのジャスティス執行、ダークブーメランボールが完成してしまったのであった。




