【イ軍編3428】必殺技(意味深)を完封された北のエース
最弱イ軍の「北の火薬庫」こと北朝鮮系ベネズエラ人投手チョ・マテヨがリリーフ登板した試合で、事件は起こった。
一死満塁の緊迫した場面で、何故か対戦サ軍の走者三名が、それぞれスタンドの方へ向き直ったのである。
「まーたサ軍が変な事やり始めた…。それほどまでにこの『北のエース』を異常警戒しとるいう事なんやろなあ…。関西の名門球団をビビらせたいう武勇伝と、何だか分からんが打たれても彼奴等の卑怯な策略(多分)のせいに出来るのと、話のネタ二刀流美味しいです(適当)」
てな感じで邪悪な笑みを浮かべるマテヨであったが、サ軍サイドとしては別に策略でも何でも無く、試合進行上の止むを得ない措置なのであった。
以下、試合後ミーティングでのサ軍首脳陣の感想戦――――。
「何でも一度はやってみるモンやの~。さすがのマテヨも走者全員後ろ向いとったから、打たれても十八番の『スパられた!!!!』ガンギレからの、騒ぎようがなかったやで。時短成功やねん」
「走者で出た野手連中に『ライナー来たら危ないでっしゃろ!』言うてゴネられましたが、『どうせホムーランかフェン直だから大丈V!』て説得して、実際そうなって采配の大勝利でしたわ(適当)」




