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【イ軍編76】最弱イ軍が救うもの
初夏のバ軍―イ軍戦。
イ軍本拠地東京新宿スタジアム貴賓室に、オーナー以下本社筋の重鎮たちが集結。試合開始から終了まで、熱心に観戦をしたものである。
しかしながら、打っては主砲(笑)城戸が3併殺、投げては“風神”岸谷が4被弾、守ってはチームで6失策とまるでいいとこなし。御前試合だというのに、とんでもない醜態を晒してしまったのであった。
試合後、マスゴミに突撃取材された彼らは、一様にイ軍の不甲斐なさを全力ディスり。しかしながら、その口元には、何故か一様に会心の笑みが浮かんでいたのであった。
「いやあ、株主総会前日のタイミングでこの敗戦、イ軍様々ですなあ」
「全くです。これでイ軍に批判が集中して、本業での大コケがうやむやにできそうです」
「その通り、持つべきものは最弱野球チームですな。ワッハッハ!!!!wwww」




