【イ軍編3405】壊し屋集団「100万ドルコーチ陣」完封を目指した結果!
頼まれてもいないのに最弱イ軍の春季キャンプに出没しては、ヤングに自分の経験至上主義的な糞指導を押し付けまくり。投打の技術を完全崩壊させまくる事に定評のある老害オールスターズ、100万ドルコーチ陣。絶対的縦社会の業界なだけに、球団としても無下に扱うワケにもいかず、大いに苦り切っていたものである。
しかし、昨年、イ軍は大成功ドラフトを達成。うまく育てばシーズン打率250、10本塁打マーク出来そうな野手と、5勝、防御率4.80はイケそうな投手を獲得しているだけに、彼奴等が潰されぬよう、抜本的な対策が急務となっていたのであった。
そんな折、
「もうこうなったら、毒を以って毒を制すしかねーやろ! 糞指導も一本化すれば、同じ駄目になるにしても、多少はマシな筈(震え声)」
というイ軍新球団社長の方針で、伝説の球界OBホリー招聘を決定。80歳と高齢な為、一線を退いてはいるものの、旺盛な指導欲は健在。しかも、日本記録を複数保持している上に球界の盟主球団OBという事もあって、さすがの100万ドルコーチ陣も迂闊に手が出せない状況を作れるのであった。
果たして春季キャンプ初日、ホリーがイ軍の投打の有望株に糞指導を展開する姿を、遠巻きに眺めるしかない100万ドルコーチ陣を、更に遠くから双眼鏡で眺めて、
「クックック~ン、こちとらの思惑通り、イ軍の夜明けを近めまくったぜよ!!!!」
てな感じで会心の笑みを浮かべるイ軍新球団社長であったが、翌日には早くも顔面ブルーレイ態勢へ移行。というのも、張り切り過ぎたホリーがダウンしてしまい、
「このままではイ軍の熱意に応えられず、大変申し訳ない。ワイの指導法を受け継ぐ選りすぐりの人材で予定空いとる奴(※この時期にヒマ=指導力マイナス)を投打で5人ずつ用意したから、促成栽培待ったなしやで」
という余計過ぎる気遣いで、有望ヤングの逃げ場が完全に絶たれてしまい無事死亡。新球団社長は、任期3年を半年で駆け抜けた(意味深)のであった。




