表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
4436/5133

【城戸編654】代打ワイ!4.0打法

 監督の解任&就任を繰り返し過ぎて成り手が枯渇し、止むを得ず「40億の凡打製造機」こと四番打者の城戸を兼任監督に据えた最弱イ軍。

 その城戸が、サ軍の二軍で燻っていた若手野手、右打ちの加倉井の緊急トレード獲得を球団に要請。通算打率1割台ながら、右投手を壊滅的に打てないだけで、左打者に対しては2割9分4厘3毛とまあまあ打ってる左殺しっぷりを見抜いてのムーヴであった。

 そしてイ軍に加入した加倉井は、兼任監督城戸の代打起用で、対左投げ専用打者として、そこそこ機能したのである。

「いやあ、城戸監督のお陰で、ワイも日の目を見られましたわ。このままドサクサ紛れで右投手も打てるようになって、監督と三、四番コンビ、KK砲を組むのがワイの夢ですわ」

 てな感じで城戸への感謝を加倉井が語れば、

「カッキー(加倉井)の左殺し打法はガチ。これを見抜んかったサ軍はザル、ワイの采配力はイ軍の財布に億千万ボルト(確信)」

 と、調子に乗りまくる城戸。

 そして、ホロリええ話と思わせといて、絶対にそうはい神崎なのがイ軍がイ軍、城戸が城戸たる所以であった。

 城戸が加倉井の左殺しスキルを派手に煽りまくった結果、代打に出たら苦手な右の速球派をリリーフ投入されるケースが激増。そして、

「この時を待ってたで!!!!」

 城戸が満を持して、

「代打の代打、ワイ!」

 をコールし、引っ張り出したフィールディング苦手部のリリーフ相手に狙いすました投前バント安打を決め、打率維持に成功。城戸にしか出来ない兼任監督打法で、フォア・ザ・ミー・ボール3.0を完成させたのであった(適当)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ