【城戸編654】代打ワイ!4.0打法
監督の解任&就任を繰り返し過ぎて成り手が枯渇し、止むを得ず「40億の凡打製造機」こと四番打者の城戸を兼任監督に据えた最弱イ軍。
その城戸が、サ軍の二軍で燻っていた若手野手、右打ちの加倉井の緊急トレード獲得を球団に要請。通算打率1割台ながら、右投手を壊滅的に打てないだけで、左打者に対しては2割9分4厘3毛とまあまあ打ってる左殺しっぷりを見抜いてのムーヴであった。
そしてイ軍に加入した加倉井は、兼任監督城戸の代打起用で、対左投げ専用打者として、そこそこ機能したのである。
「いやあ、城戸監督のお陰で、ワイも日の目を見られましたわ。このままドサクサ紛れで右投手も打てるようになって、監督と三、四番コンビ、KK砲を組むのがワイの夢ですわ」
てな感じで城戸への感謝を加倉井が語れば、
「カッキー(加倉井)の左殺し打法はガチ。これを見抜んかったサ軍はザル、ワイの采配力はイ軍の財布に億千万ボルト(確信)」
と、調子に乗りまくる城戸。
そして、ホロリええ話と思わせといて、絶対にそうはい神崎なのがイ軍がイ軍、城戸が城戸たる所以であった。
城戸が加倉井の左殺しスキルを派手に煽りまくった結果、代打に出たら苦手な右の速球派をリリーフ投入されるケースが激増。そして、
「この時を待ってたで!!!!」
城戸が満を持して、
「代打の代打、ワイ!」
をコールし、引っ張り出したフィールディング苦手部のリリーフ相手に狙いすました投前バント安打を決め、打率維持に成功。城戸にしか出来ない兼任監督打法で、フォア・ザ・ミー・ボール3.0を完成させたのであった(適当)。




