【イ軍編3365】ヤングエースが唯一感謝するクソ指導者
最弱イ軍でちょっとでも有望な若手が生えてくると、頼まれてもいないのに湧いてきてはクソ指導で技術的に秒速で潰してしまうOB軍団「100万ドルコーチ陣」。現在、ヤングエースとして投手陣を引っ張る相原も、プロ入り1年目の秋季キャンプでロックオンされ、散々な目に遭っていたものである。その頂点とも言えるのが、当時のオフに監督就任した通算334勝の大投手、斉木であった(現役晩年、半年だけイ軍に所属)。
斉木は結局一年持たず翌年7月で解任されたのであるが、相原は折に触れて「自分がまだ現役やれてるのは斉木さんのおかげ」と、感謝を口にしのであった。曰く、
「斉木さんね、指導の内容は酷いモンでしたよ。自分の経験が絶対のゴリ押し&ゴリ押し、それ以外の理論は全否定で、さすが各球団に恐れられたドラ1キラーの異名は本物だなと。まあそれでも、100万ドルコーチ陣から360度クソ指導を喰らうよりは全然マシですからね。斉木さんが指導しとる時は、大物過ぎて彼奴等もビビッて寄って来なかったんでね。こっちとしては斉木さん一人を無視しときゃいいんですから、気は楽でしたよ。あの時に自分の思い通りに練習やって基礎を固めたお陰で、プロでやれる目処が立ったんですわ」