【シート・ダイナミック・アレンジメンティング(適当)】
「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍が、本拠地東京新宿スタジアムでのヤングエース相原登板試合、席のホーム側割合を若干増やす、「ダイナミック・アレンジメンティング(適当)」をすると発表。球界では前例の無い取り組みだけに、大いに物議を醸したものである。
「これはアレか? ゆとり世代? Z世代つーの? エース様が、オタの応援が足りないから勝てません的な感じで訴えた可能性が巨レ存?」
「大人気者は作れる(憤怒確信震え声)。これでグッズの売り上げとか増えてもノーカンで、いや、彼奴に履かせた下駄の分、ワイらの年俸にも色付けてもらう共存共栄モードでもええんやで」
的な感じで、相原の実力・人気・顔面偏差値に鬼嫉妬したイ軍戦犯系ベテランズが、ここぞとばかりにディスコメントを量産したのであるが、球団的には贔屓とかそういう意図は一切無し。あくまでもビヂネス的観点に基づいた決定なのであった。以下、当件を決めた役員会議での一節――――
「――――ワイらの主要顧客であるビジター客が、『相原が投げる試合は負ける可能性あっから行くの止めとこか』言うて、満席にならんケースが結構あったからな。その分は、何を求めて球場に来るのか分からんドMホーム客側に振り分けるんやで」