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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
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【炎のゴマ~ッ】

 某中国地方の球団で毎年やってる、巨大な炎に接近して修行する、いわゆるひとつの護摩業。

「いくら言っても聞く耳持たん戦犯系ベテランズは、体作りの前に、まずは心作りからや!」

 という新球団社長の指令の下、最弱イ軍でもモロパクリし、せっかくだからカメラを入れてドキュメンタリーでひと商売しようと目論んだものである。

 一歩間違えば焼死待った無しの危機に、「40億の凡打製造機」こと四番打者の城戸が、

「ユーたち、こりゃ体しっかり作ってこんと、主力(戦犯系ベテランズ)全滅でイ軍終わっちまうでガチで(震え声)」

 と、珍しくチームリーダーしぐさを披露する事態となったのであった。


 果たして、12月半ばに決行された本番の護摩業では球団から密命を受けた? 寺の関係者が戦犯系ベテランズを事故に見せかけて炎にドライブシュートしそうになるハプニング未遂などがありながらも、何とか負傷者ゼロで終了。例年の3倍はガバガバなボディを揺らしながら、戦犯系ベテランズは城戸の慧眼を称賛するのであった。曰く、

「さすが城戸さん、こういうとんちみたいな事考えさせたら、右に出る者はおらんで」

「ワザと増量して顔デカくすれば、カメラの遠近感狂って多少遠くに陣取ってもバレんし(寺キックは120kgディフェンスで完封)、いい絵も撮れてワイらもセーフ、win-winの極みボール完成やね(適当)」

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