【イ軍編3362】ショカフトンタード、死亡説
最弱イ軍の正遊撃手、草加部。周囲がガバガバ過ぎて異常な広さの守備範囲をカバーせざるを得なくなり、「ショカフトンタード(ショート+セカンド+レフト+センター+サードの意)」という呼び名が定着。この数年は特に過労気味で大小の故障が頻発し、度々病院送りになっては、年間の出場試合数が100を切っていたものである。
そんな草加部であったが、今年に入ってからイ軍爆炎投手陣の間で死亡説が浮上。
「えっ…? ワイ、おる(生きてる)けど」
「ヴォーーーーーーーー霊ンゴォォォオオオオオ!!!!」
と、ロッカーで度々騒動になるに至り、霊能者兼野球選手の宜保愛甲が霊検分する事態にまで発展。結果は異状無しで、草加部はフツーに生きていたのであるが、オカルト好きの某マスゴミ記者が取材したところ、驚くべき真相が明らかになったのであった。
「鍵は今季から来た新投手コーチの細田やねん。彼奴が爆炎投手陣に『いくら打たれても完投するつもりで毎日334回投球シミュレートせ~いッ!』言うて、1回いくらのインセンティブ付きで指示出すから、みんな無駄に頑張っての~。ほしたらよ、爆炎投手が完投シミュレートするもんだから当然打たれまくりで、草加部が異常な労働量になって病院送りになるまで何度も何度も脳内再生されてなあ。そんで『草が氏んだらしい』みたいな集団幻覚が発生してしまったと、こういうワケなんやね(震え声)」