【イ軍編3361】監督のスクランブル起用に満点回答するヤングエース
チーム勝率2割台の大暗黒を何とかしようと、あまりにも解任&就任を繰り返し過ぎた事で監督の成り手が枯渇。止むを得ず「40億の併殺魔」こと四番打者の城戸に兼任監督をやらせる事になった最弱イ軍。
「イ軍非常事態宣言! 先発ローテ解体してスクランブル起用すっからオナシャス! 特にエースの相原は切り札にすっから、毎日準備しといてや」
という城戸の宣言通り、ヤングエース相原はリリーフに廻され、毎日のように投げさせられたものである。しかも、投入される場面が一定せず、昨日7回から投げたと思いきや今日は4回から、ヒドい時は2回からみたいな感じで無茶振り起用されたのであった。
しかし、そんな不安定極まりない使われ方にも関わらず、相原は全て分かっている態で落ち着いた投球を見せ、悉く火消しして見せたのである。
「まあ準備はし易いですよ。ここは出番だろうなと思ったら、大体その通りになります」
と、相原はしみじみと語ったものであった。
「お呼びが掛かるのが、城戸さんが首位打者争いのライバルと見てる打者の時ですからね。その人が調子良かったり試合でヒット打たれたら『これ以上打たせてはならぬ』てな感じで、リリーフ投入されるんですわ。フォア・ザ・ミーの権化過ぎて震えますわね(憤怒震え声)」