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お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
4385/5132

【イ軍編3358】令和のスーパーハカートリオ2.0

 齢33、打てず守れず走れずで、人手不足の最弱イ軍にあってすら整理対象となっていた3名の外野手がいた。

 さすがにそろそろ現役生命がヤバいとは思いつつも、エア自主トレからの「キャンプになったら本気出す」「オープン戦になったら本気出す」「開幕したら本気出す」「5月になったら本気出す」以下エンドレスで、いよいよ後が無くなっていたものである。

 だが、オフに入ってしまったら個人成績は動かしようがない――――本当に? という、枠に囚われない発想(適当)から、

「ちょっと水増ししてもバレないやろ」

 てな感じで、3名でマネー出し合ってスーパーハカーを雇用。球団サーバーに違法アクセスし、盗塁数をそれぞれ9、9、9に改竄(こういうのはやり過ぎない絶妙な数字にしとくのがええんや理論)、スーパーハカートリオが完成したのであった。

 結果、

「シーズン中は地味で気付かんかったが、結構走れるのステキやん」

 と、来季から指揮を執る新監督の目に留まり、3名は現役延命に成功したのであった。


 からの、

「999スリーナインで今年は走る野球を仕掛けるで~ッ!」

 という新監督の意向でスーパーハカートリオが走らされまくった結果、エア自主トレで仕上がっていた(意味深)ガバガバボディは秒速で故障。誰の目にも不摂生が原因なのが見え見えだった為、ギリ公傷扱いにならず自費治療となってしまい無事死亡。治療費が予想外に高くつき、現役1年延命したにも関わらずトータルの収支はちょっとマイナスで着地した上にオフにセット解雇よゆうで、野球のゴッド様は見てる系ブーメランボールが完成してしまったのであった。

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