【イ軍編3348】これが最弱流、10人野球だ
連打系のゲームをやり過ぎて右手親指に巨大なマメが出来てしまい、痛くてバットが握れなくなってしまった最弱イ軍の霊能者兼野球選手、宜保愛甲。
そんな宜保愛甲が、球団命令で本拠地東京新宿スタジアムの外野席に私服で潜り込み、何やら怪しげな祈祷を行っているとかいう怪情報が、球界を駆け巡ったものである。
「これはたまげたオカルトボールやなあ、ホームランボールをフェンス手前で失速させるイリーガルディフェンスやろ」
「NPBはダーク10人野球取り締まってどうぞ。まあ10人とか言っとるが、戦力的には実質3.34人分ぐらいしかないけども…(錯乱)」
てな感じでディスの嵐に見舞われた宜保愛甲であったが、当人は「ディーフェンス」ジェスチャーで煽るだけで何も語らず。引退後に出した心霊日焼けサロン経営大失敗で抱えた借金返済の為に出版した自伝で真相が明かされたのであるが、誰もが涙不可避に、そして一部の過激派イ軍オタは激おこしたのであった。曰く、
「霊力でホームラン押し返しとるやろ! とか散々言われたけど、ウチの爆炎投手陣を舐めたらアカン、あんな凄い打球を失速させるとか、無理に決まっとるって。まあぶっちゃけイ軍球団からはそういう指示を受け取ったんやが、どうにもならんから、何か他にインセンティブ――――いや、チームに貢献できないか考えての~。ホームランが来た時に、ブーイングが酷いオタの方にスライドぐらいだったら何とかなりまっせと。そんでホームランがホーム側に来た時は、DQNオタを何度か成敗したったわ」