【イ軍編3341】燃える商魂打法3.0
おサボり達者が揃う最弱イ軍でも、普段は本業のビヂネスに集中し、滅多に練習しない闇商人兼野球選手のリバースが、珍しく打撃ケージに出現。新作違法バットの試運転で、打球を異常に飛ばしまくる――――かと思いきや、スイング後のバットフリップの研究をしているのであった。
「当節は不景気で違法用具の売り上げも厳しいんかの~。人気取りで売るセルフに走る可能性が巨レ存…?」
「一番違法用具が売れそうな選手がいるチームのオタにアピールして、トレードで獲ってもらう長期投資(錯乱)」
てな感じで様々な憶測が流れたのであるが、あくまでも王道、ビヂネスファーストによるムーヴなのであった。後年、リバースが自費出版した自伝の宣伝で来日時に、プロモーションの一環で真相を明かして曰く、
「アレはマ軍の捕手やった保科対策やねん。あのシーズン、開幕前から飛ぶバットの商談しとったんやが、『手触り試してから検討したい』言うて聞かんでの~。しゃーないから捕手が拾ってどかしても不自然じゃない位置にバットが来るように、バットフリップの練習したんやね。いつでもお試しセット届けまっせ言うても『バレたらワイのクリーンなイメージが一発死するから』て受付拒否しよるし、なかなか大変やったで」