【イ軍編3329】ヤングエースに絶対ノーノ―達成を決意させたベンチトーク
最弱イ軍のヤングエース相原が、ガバ守備揃いの最悪野手陣をバックに、まさかのノーヒットノーランを達成。
5回までは完全試合ペースで来ていたのだが、
「どうせしょーもないエラーから失点するやろ」
と、気負いゼロで投げていたのが幸いしたか。球のキレと制球が冴えに冴え、結局6回に二塁アームブリスターの失策で出した1走者のみで、最後まで押し切ったのであった。
ヒーローインタビューで、相原本人から諸々の真相が明かされ、オタは涙不可避になりつつ惜しみない拍手を送りまくったのであった。曰く、
「まあダメ元でね、途中まで、これは絶対何かオチが付くやろと思ってましたけどね。ベンチの中で戦犯系ベテランズの皆さんがね、いかにノーノーに便乗して売るセルフ、自分をアピールするかみたいな話をしとるワケですよ。城戸さんは併殺で挙げた1点が決勝点になってワイが勝たせたとか、綿貫さんは今日はこっち(投手側)でサイン出しとるのに自分のリードがどうたらとか、魅沢さんは正面のイージーゴロ1回捌いただけなのに自分の守備のおかげやら何やら…。ほんで『相原と喜び抱っこの構図でノーノー臨時インセンティブゲットだぜ!』みたいなワケの分からん事言っとるから、いよいよこっちもガンギレしちまいましてねえ。いつも凡打とエラーで散々足引っ張られてる恨みもあるし、もうこれは絶対ノーノーやるしかないと。最後は相当気合入って、5連続投手フライで〆ましたからね。全部自分で処理しないと何かが起こるから(震え声)。それで達成後に城戸、綿貫、魅沢がノーノー達成オメシャス抱っこアピール目当てでマウンドに突進してくるから、立ち位置を調整してですね、ちょうど彼奴等が全員衝突する間合いで間一髪回避してトリプルプレー(意味深)ですわ。3人がいなくなって明日から戦力が上がるから、今日のノーノーは5勝ぐらいの価値があると思いますよ(確信)」