【イ軍編3321】ドラフト会議で全員野球(適当)
今季のドラフト指名会議での目玉、六大学リーグの本塁打王沢木。他に有力な選手がいなかった事から全12球団が獲得を検討し、最終的にはドラフト1位指名で6球団が競合する事態となったものである。
5年連続ドラフト1位指名選手から入団拒否を喰らっており、沢木サイドからも指名お断りを事前に通告されている「球界の掃き溜め」こと最弱イ軍も、「クジ当てて誠意(意味深)見せれば何とかなるやろ」というオーナーの無根拠指令によってクジ引きに参加。一番手で球団社長がクジを引いて、壇上で他球団のクジ引きを待つ――――段階で、球団社長が自軍テーブルに向けて何事かを懸命にジェスチャー。それに応えてイ軍スカウト部長が壇上に上がり、何やらクジに対してゴソゴソとやっているのであった。
「不正はグラウンドだけにしといてどうぞ(憤怒)」
「野球で爆炎、ストーブリーグではもっと爆炎(錯乱)」
てな感じで、会場に招かれた野球オタはガンギレオブガンギレしたのであるが、NPBの緊急ヒアリングでスカウト部長の檀上同席が許可され、その理由が説明されるに至り、総員涙不可避に陥ったのであった。曰く、
「え~ドラフト担当NPB役員小松です。イ軍さんのスカウト部長が壇上に上がっておりますが、止むを得ない事態の為、許可しました。『万が一当たりクジを引いたら会場から大ブーイング、世間的にも猛ディス不可避なので、球団社長が急性クジ開けイップスで指が動かなくなった。この緊急事態に対応するべく、スカウト部長が代理でクジを開きます』という事でございます」