【イ軍編3317】死体蹴りセレブレーション要請に男気アンサーした男たち
パリーグ某球団の新球場でメジャーモロパクリ、スタンドにプールが併設されていたものである。ここに、ビジター球団が勝った際、選手がベンチに戻る前に、プールに勝利のダイブをする儀式が定着。本拠地球団が、注目を集めたいのと、成績低迷でホーム選手に発奮を促したい目的で、公認の上ではあったが、
「何やこの死体蹴りセレブレーションは(困惑)」
「自分から遺恨作って炎マとか、やり方が昭和なんですがそれは(震え声)」
てな感じで、心ある野球オタは困惑、選手は「夏場はスッキリしてええわ」と小歓喜していた中、最弱イ軍の選手だけは、交流戦で一度だけ勝った試合で、セレブレーション拒否したのであった。
「これは彼奴等の常套句、『野球で負けても人間として勝つ』の見本みたいなムーヴやなあ」
「イ軍戦犯系ベテランズが球場で善行(というか何もしないというだけだが)、球史に残る一日やで」
と、野球オタの間で静かな感動を呼んだのである。
一方その頃、ビジターロッカーでのイ軍戦犯系ベテランズは――――
「気温33.4度のデーゲーム終わり、やっぱプール入りたかったの~」
「しゃあないやんけ、こちとらポ○モンスリープの餌集めやら対戦ベンチの盗聴やらで、電子機器フル装備やからな」