【イ軍編3309】球場にジャスティスをもたらしたバットドッグ
メジャーで18本塁打(※通算16年)の実績を引っ提げ、最弱イ軍に加入した新外人打者オナンドー。メジャーで短距離打者だったコンプレックスが悪い方向に爆発したものか、イ軍ではあからさまに怪しい飛ぶバットを使用し、開幕から1か月で11本と本塁打を量産。心あるオタや関係者からの圧で、さすがに審判団も調査待ったなしという状況になっていたものの、秒速で訴訟をチラつかせてくる脅迫しぐさと、オナンドーの打席が終わった瞬間にバットを回収しに来る飼い犬、バットドッグのオッキ君のブサカワさで、手が出せない膠着状態となっていたものである。
そんな折、際どい球をストライク判定されたオナンドーがバットを放り投げながら激おこ&激おこ!
「ミー、年収5億! ユー、年収500万! 100分の1買王拳オツシャスデース!!!!」
てな感じで狂ったように煽りまくった事で、審判侮辱を理由に無事退場宣告。
「しまった、契約書のコピーを持ってればもっと効果的だったのに」
という後悔を滲ませながらベンチに戻るオナンドーであったが、この退場がとんでもない事態を産んでしまった。
「ちょ、待てよ!!!!!!!!」
と、オナンドーが制止する間も無く、バットドッグのオッキ君が、球審を「ユー、マイ飼い主に命令しとったから一番偉い。ニューボス」判定してしまい、折角持って帰った違法バットを球審にお届けで万事休す。バットは即座に審判控室に廻され調査の結果、ゴリゴリのコルクバットと判明して無事死亡。オナンドーは風のように解雇され、オッキ君は日本で警察犬として第二の犬生の一歩を踏み出したのであった(適当)。